二十歳だけじゃない「○○成人式」がアイデアに溢れてる

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タイトル2016年は1月11日が「成人の日」です。

成人式について調べていたら、二十歳だけではなく、新しい成人式の形が広がっていることをわかってきました。既存のもののルーツを辿って、その主旨を拡張して新しい物をつくることを「アイデアの拡張」と呼んでいます。そんなアイデアの拡張によって生まれている新しい成人式の形をいくつかご紹介します。

 

そもそも、成人式とはどんなものか?

成人を祝うという行事は、奈良時代に起こった元服に始まる日本特有の風習で、ヨーロッパやアメリカではこのような式典はないようです。

現在のような自治体が中心となって行われる様になったのは、敗戦後の1946年に埼玉県北足立郡蕨町(当時)で行われた「青年祭」がルーツとなっています。敗戦によって自信を失ってしまった青年達に明るい希望を持たせ励ますために行われたと言われています。

この蕨町の取り組みに影響を受けた政府が、1948年に公布・施行された祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」という趣旨で成人の日を設けて、1月15日に成人式が行われるようになったということです。(ハッピーマンデー制度から2000年より1月の第2月曜日になっています)

現在のような形になってからは、案外歴史が浅いですし、近年では、モラルの低下や参加者が少なくなってしまっていることも問題になっているようです。そもそも、「なんで成人式をやるんだったっけ?」みたいな人も多く、その趣旨を理解している方も多くはないようです。

 

新しく生まれている「○○成人式」

そんな二十歳の人には歓迎されているのかどうか危うい成人式ですが、世代を広げてみてみると、いろいろな成人式が行われていることがわかりました。成人式の考え方をベースに、アイデアを拡張しているのです。少し見てみましょう。

 

1/2成人式

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20歳の半分の年齢である10歳を対象に「1/2成人式」(読み:にぶんのいちせいじんしき)を行っている学校が増えているようです。「十歳式」(じゅっさいしき)という学校や「ハーフ成人式」「半成人式」と呼んでいるところもあるようです。小学校4年生で行うようで、半分以上の学校で取り組まれているそうです。

「これまで生きてきた10年間を振り返り」をして、育ててくれた親や周りの人たちへの感謝をする。そして、自分の夢を掲げて「これから生きていく10年間への決意を表明する」ということが多いようです。たしかに、年齢のことを10歳になるまでは「○つ」といいますよね。7つ、8つ、9つ・・・のように。でも、10歳からはずっと「○歳」。そう考えると大人の入口なのかもしれません。

周りとの能力の差などを感じることなく、素直に自分のやりたいことを表明できる最後の年齢が10歳だと聞いたことがあります。つまり、10歳から年齢を重ねるに従って無邪気に夢を語れなくなってくるようです。そういう意味では、10歳でこういう節目のイベントをやる意味っていいですね。

出典:中野小HotNews

 

第二成人式

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こちらはあまり聞いたことがないかもしれません。25歳という節目に行うものです。25歳とは、被選挙権を得ることができる年齢。若者の政治離れなどを憂慮する中野区の青年会議所などが行っているようです。

「第二」成人式とは、25歳になると自ら選挙へ立候補できる=より積極的な形で政治参加できる(地域に深く関与できる)ことを契機として、民主主義を支える本当の大人(シチズン)としての責任を自覚する日です。成人式は20歳を機に、(選挙権が得られる等)大人としての責任を自覚する日ですが、第二成人式は、もう少し成長して、自分のことだけでなく、自分がかかわる地域のために行動できる人物となることを目指すきっかけを作るための事業です。

出典:中野区青年会議所HP
http://tokyojc-nakano.com/event

三十路式

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こちらは、わかりやすく30歳が行うものですね。30歳の成人式と呼んでいるところもあるようです。
平塚市、旭川市、川崎市、富田林市、新潟市、北九州市、横浜市、福島県いわき市、福岡市などで開かれているようです。

成人式の場合は、高校を卒業して間もなく同級生で集まることがあまり特別ではない。また、学生が多く自立した大人とは言いがたい。一方で、30歳の場合、ほとんどの人間が社会人。かつての友人たちと再開し、仕事や家庭、そして生活について意見交換する狙いがある。また、婚活としての狙いも裏にはあるようです。

 成人式から10年後の節目を祝う「三十路式」を開く試みが、全国に広がっている。地元を離れて疎遠になった同級生との絆の確認や、地域社会のつながりの強化が狙い。専門家は「経済的にも自立する時期。業種や立場を超えた交流は、生き方を振り返るよい機会になる」と分析している。

出典:日本経済新聞2014/1/27
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2600Q_X20C14A1CR0000/

出典:遊佐町HP

 

セカンド成人式

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こちらは、40歳を対象にした成人式です。2回目の成人式とも呼んでいるところもあるようです。神奈川県小田原市、大分県中津市 などで実施しているようです。

40歳という節目の年に「2回目の成人式をみんなでお祝いしよう!」という掛け声で、旧友との再会、新たな出会いを通じ、学生時代の気持ちに戻り楽しんでもらう狙いで行っているようです。

出典:SASYUR Topics

 

還暦式

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還暦のお祝いというものは昔からありますね。干支が一周して生まれ変わるといわれている還暦を、成人式と同じように合同でお祝いしよう、という動きがあるようです。

成人式に対して、還暦を第二の人生の出発として祝う「還暦式」と呼ばれるものが行われ始めた。2007年10月民間主導の佐世保市、地方公共団体が催した2005年11月の壱岐市や2008年10月の市川市などがその始まりである。

出典:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%84%E6%9A%A6

海老名市では、「成人式・還暦式」と並列にして市の行事として行っているようです。午前中に成人式を行い、同じホールで午後には還暦式を行っているようです。家族で祝うものだとされていた還暦も、同世代が集まりお祝いできることは良さそうですね。

こちら写真のように、気張る!ふるさと丹後町というNPO法人が主催して行っている例もあるようです。

出典:気張る!ふるさと丹後町

 

熟年成人式

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こちらは、グンと年齢がアップして80歳です。還暦で赤ちゃんに戻った方が、また、新たに成人を迎えるというものです。新潟県燕市などで行われているようです。また、柏崎などでも、敬老の日に「第二次成人式」として80歳の方のお祝いを開いているようです。

老人クラブを中心に、改めて健康と長寿をみんなで目指すという主旨で開かれている会が多いようです。元々は、20歳のときに成人式なかった人たちのためにと開かれたものだったそうですが、最近では、80歳の方も20歳の頃に成人式に出席した人がほとんど。というわけで、本当の意味の2回目の成人式となっているようです。

出典:kenoh.com

アイデアを拡張させて「○○成人式」をつくろう

タイトル8

こうやっていま、各世代に広がっている「新しい成人式」の形。どれも、意味があって、素敵だなぁと思いませんか?

そして、せっかくだから、毎年、成人の日のたびに、自分に関係ある日にできたらいいと思ってしまったのです。私は、いま36歳。振り返ってみると18歳で上京してきたので、田舎で育った期間と東京で過ごした期間がちょうど同じになりました。これで半分(以上)は、東京の人といえるのではないでしょうか?

というわけで、今年は「東京人 成人式」をささやかながらひとりで開催してみようと思います。みなさんだったら、どんな「○○成人式」をつくりますか? 成人の日を前に少し考えてみませんか?

 

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